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「追憶映画」岡田准一さんのラストの顔

追憶映画

↓ 下のポスターこれ完全にネタバレのポスターなんですけど、

映画を見る前と、見たあとの印象が180度変わります。

追憶映画

岡田准一くんのこの安堵感たっぷりのこの顔。

岡田くんの新しい魅力が見えた一瞬のこの表情。たまらんね。

そんな「追憶」は、高倉健という人を作ったと言っても過言ではないぐらいすごい2人のコンビ降旗康男監督、木村大作カメラマンが9年ぶりにタッグを組んだ映画です。

キャストもとにかく豪華ですね。

これアカデミー賞狙ってる?というぐらいの演技をまたもや見せてくれた安藤サクラさん。

トレンディ感がグイグイ出てるのに、オーラを完全に決して普通の役もやってしまう小栗旬さん。

引き出しいろいろありすぎだろう!っていうぐらいいろんな役から攻めてくる柄本佑さん。

そして、「ごめん。アクション俳優だと思ってたけど、それだけじゃないんだね。」と思わせてくれた岡田准一くん。

もちろん、俳優さんだけじゃなくて、風景が効果的に入っていて印象的!

日本のきれいな風景とともに交錯していく3人の思いがとても切なくてでも口に出して言うことはない、男っぽい映画でした。

この作品、アカデミー作品賞とってる姿が簡単に想像できます。

追憶 映画 あらすじは?

幼い頃、涼子に面倒を見てもらっていた篤、啓太、悟の3人は、とある男性から涼子を守るために殺人を犯してしまう。

涼子さちにそれを目撃されて

「これから私たちは知らない関係になるのよ。」

と、諭され、3人と、涼子は別々の道を歩くことに。

それから25年。

東京で婿養子に入り、ガラス屋を経営している悟は、金策のために富山にいくが、何者かに、刺され、殺されていまう。

犯人は一体誰なのか?

25年の月日を経て刑事となった篤がまず疑ったのは悟は、その犯人探しをしていく。

まず疑ったのが、お金を渡したと思われる啓太だった。

25年間音信不通だった啓太に篤は会いにいくに行き、ことの真相を話すけども本心をなかなか話そうとしない啓太。

啓太はその時どうしても守らなければならないものがあり、それを頑なに守ろうとしている。

一方で、25年の月日がたってもあの事件のことで苦しんでいる篤。

啓太が悟を殺したのか?!

事件の真相がわかった時、啓太が守っている大事なものを啓太は初めて篤に告白します。

それは、絶対言ってはいけない秘密でした。

そして篤も自分の答えを見つけます。

追憶 映画 ネタバレです

結局、犯人が誰だったのか・・・啓太ではなかったわけなんですけど。

しかし、現実って本当に怖いな。と思える犯人のオチ。

恋やお金って人を盲目にさせてしまうのですね。

だとしたら、なんで啓太は自分が犯人ではないと言わなかったのか。
どうして秘密を隠していたのか。

それが、最後の啓太の告白でわかります。

啓太が愛する真里のためだったわけです。

真里とそのお腹の子を守るために男として、父として、そして人を殺したものとして責任をとろうとしていたんです。

啓太は、篤のように警察でもなく、特別な仕事についているわけでもなく普通の人間として描かれています。

でも、守るべきものがあるというその覚悟を話している時の啓太がものすごくかっこよかった。

そして、この事件をきっかけに、篤は涼子に会います。

実は、涼子は事故にあって体の自由がきかなくなってしまい、光男に介護をしてもらっていたんです。

そして、体が不自由になってしまっただけでなく、以前の記憶もなくなってしまっている。
それでも、篤は事件が解決した最後の最後に、涼子に挨拶をするんですよ。

「ご無沙汰しています・・・」

すると涼子は、以前篤が捨てられた時にしてくれたようにそっと背中をなでてくれ水色のストールを篤にかけてくれるんです。

まさに聖母マリア様

(監督も、安藤サクラさんほど聖母マリアに合う人はいないと言っていたぐらい、この役にはまっていた安藤サクラさん。)
その聖母マリアさまのような涼子に優しく包まれ、篤は今まで見せたことのない安心した表情を見せるんです。

それが、今回追憶のポスターのシーン。

最後の最後のシーンが使われていますが、結局このポスターがネタバレになってるんですね。

追憶 映画 キャストが豪華!

先ほども紹介しましたが、名監督や名カメラマンには名俳優が集まるわけですね。

四方篤:岡田准一さん(富山県警の刑事)
田所啓太:小栗旬さん(殺人事件の容疑者)
川端悟:柄本佑さん(殺人事件の被害者)
四方美那子:長澤まさみさん(篤の妻。流産を機に夫と別居中)
田所真理:木村文乃さん(出産間近の啓太の妻)
川端小夜子:西田尚美さん(川端悟の妻)
仁科涼子:安藤サクラさん(篤、啓太、悟の面倒を見てくれた)
山形光男:吉岡秀隆さん(やまちゃん、涼子に思いを寄せている)
仁科涼子を追う男:渋川清彦さん(篤、啓太、悟の3人に殺される)
刑事役として:矢島健一さん、北見敏之さん、安田顕さん、三浦貴大さん、高橋努さん
四方篤の母:りりィ(幼いこと篤を捨てて男のところへいく)

まず、岡田准一さんについて。

前回見たのは「海賊と呼ばれた男」。

この時は、とても大きな存在で、スクリーンに入りきらないんじゃない?というぐらいのスケール感が素晴らしかったのですが、今回の追憶での苦悩や葛藤を抱えた役はとても小さく見えました。

SPや、図書館戦争などのアクション系の映画ではのびのびと画面いっぱいに入りきらないぐらいの存在感なのですが、本当に別人か!というぐらいちっちゃかった。

そして、もう一人のすごい人が「安藤サクラさん」。

いやー彼女の演技は怖かった。

何この人?!って思った。

以前0.5ミリの映画を見た時は、ものすごく奇妙な役をしていた安藤サクラさん。

その時も役のハマり方が怖くて、身震いしたけど、今回も鳥肌経ちました。

彼女のすごいところはなんていうか、素の彼女が演技で全然見えてこないんです。

篤たちの幼少期は、とても優しいお姉さんを演じきっている。

そして、事故にあって記憶がなくて、体が不自由な役の時は本当に別人のような目でこちらを見てくる。

さらにマリア様のように包み込む時はそれにプラスαものすごい大きい人になる。

まじ怖い。彼女。

追憶 映画 感想は?

緻密に計算されて撮られた映画なんだろうなと感じた作品。

私は素人なのでわからないけども、岡田くんが小さい存在に見えたのも、安藤サクラさんが恐怖に感じたのも、カメラの撮り方が違っていたんだろうなぁ。

何より、ストーリーの間の風景が効果的に魅せてくれます。

春の桜に、港のカモメ、緑深い景色に、夜の東京の街。

物語そのものも楽しめますが、映像も映画の中でとても効果的に使われていて、これ普通にドラマでもよかったんじゃない?と思うところだけども、その印象的な風景が効果的に使われていることで映画の良さが伝わってきます。

そして、岡田准一くんファンの方もぜひ!岡田くんアップが結構出てきてたまりません。(じゅる←よだれ)

物語自体は、それぞれ苦悩しながらも、前に進もうとしていく人間っぽい内容。

そして大きく言うと命をテーマとしたものだったのかなぁ。

幼い頃ある男を殺した3人がそれぞれ大人になっても、ずっと人を殺した罪を背負わされる。

そして、そんな3人が大人になって、被害者や加害者になる。

死んでしまった友達。

さらに、生まれてくる子供の命。

命をつないでいくこと、生きていくことがずっとこの映画では描かれている気がします。

それぞれに苦悩を抱いているからこそ、人間くささがこんなにも出ているのかなぁ。

ちなみに、この映画のジャンル「ヒューマンサスペンス」ですが、「ヒューマン」の方が明らかに強い映画で、「サスペンス」はちっちゃいです。「サスペンス」を期待してみるとオチがなんでそっち?となってしまいます。

これが今の日本を代表する映画なのかなぁと思わされる日本っぽい映像、物語でした。

そんな映画を見れたことに感謝です。